下腹ポッコリの原因とは!?
こんにちは!
パーソナルトレーナーの福永 崇です。
コロナ禍の最中、皆さん家にこもり運動量が減るせいか、ダイエットに悩んでいる方も今まで以上に増えているような気がします。
お客様のお悩みとして多いものの中に「下腹ポッコリ」をどうにかしたいというものがあります。
意外にも体型はやせ型でBMIも低いのに「下腹はポッコリ」の方も多いのです。
今日はこの「下腹ポッコリ」の原因を探っていきたいと思います。
下腹ポッコリに大きくかかわっている筋肉は「腸腰筋」だと思われます。
上の図の通り「大腰筋」と「腸骨筋」を合わせて「腸腰筋」と呼んでいます。
腸腰筋はももを上げる動作や大股で歩く際などに活躍する筋肉です。
また、骨盤の前傾位を保ち、姿勢にも関与の大きい筋肉ですね。
オフィスワークで運動習慣がない方など日常生活で座っている機会が多いと
腸腰筋が衰えてきてしまいます。
腸腰筋はちょうど内臓が下垂しないように引き上げるポジションにありますので、腸腰筋が衰えてしまうと内臓が下垂していわゆる「お腹ポッコリ」になってしまいます。
お腹ポッコリ=内臓脂肪が多い
では必ずしもないですし、
お腹ポッコリ=食べ過ぎ
ではないというわけですね。
ここんとこを間違えてしまうと必要がない食事制限を始めてしまったり、無駄に腹筋運動を始めてしまったりします・・・。
トレーニングに限らず何にでも当てはまると思うのですが目的がある場合に正しく原因をつかめてないと戦略自体が誤った方向に向かってしまい効果を得られないということになってしまうので自己判断で行うのではなく専門家の指示を仰ぐのは大切なことですよね。
腸腰筋の衰えを改善するためには腸腰筋にしっかり負荷をかけ腸腰筋を強化することが重要です。
腸腰筋を有効に鍛えられるエクササイズとしてはランジなどがおススメですが、いきなりランジをやるのは運動不足の方には強度が高いケースも多いと思いますし、そもそも腸腰筋が衰えてる方は相対的に腸腰筋の機能を補うために大腿四頭筋(もも前の筋肉)や大腿筋膜張筋(ももの側面の筋肉)などが過剰に働いてしまい緊張が強いケースが多いと考えられます。
これらの大腿四頭筋、大腿筋膜張筋などの緊張を取るために筋膜リリースやストレッチなどを行い腸腰筋が正しく使える状態を整えてから腸腰筋のエクササイズを行うということが効率良く腸腰筋を鍛えるポイントかも知れません。
下に貼らせてもらいましたが「バックランジ」では前で支えている側のお尻が使われますし、後ろに引いた側の腸腰筋がブレーキ動作で非常に強く使われますので、とても効率的でバランス良く股関節周りを鍛えるエクササイズとしては有効ですので参考にしてみてください。
『美尻トレ 究極のヒップメイク』 バックランジ ~お尻の筋肉を鍛えるトレーニング~
より引用
|