筋トレの効果を出すにはどれくらいの頻度が必要か?
こんにちは!
パーソナルトレーナーの福永 崇です。
今日のテーマは「筋トレの効果を出すにはどれくらいの頻度が必要か?」です。
筋トレを始めてみようとされている方には一番気になることなのかも知れませんね!
人間の身体は新陳代謝が起こり60兆個ともいわれる細胞が日々少しずつ新しい細胞に入れ替わっていっています。
肌は大体1ヶ月周期
筋肉は2ヶ月周期なんて言われています。
このことからも良い食習慣、良い運動習慣をスタートしたからといってすぐに身体に反映なんてことは残念ながらないわけですね・・・。
もちろん運動強度や運動頻度などによっても効果の出方は変わると思いますが、
実際にトレーニング指導をしていて感じるのは、
筋トレの頻度が
週一回では効果が弱いな。
と感じます。
では、競技で大会に出るボディビルダーやフィジーカーの方々のように週5回、6回行えばよいのでしょうか?
このくらいの頻度で筋トレを行えば最短、最速で効果が出るでしょう。
それは間違いありません。
しかし、残念ながらこれから筋トレを始めようという方にはこの頻度でスタートするのは決しておススメしません。
理由は今まで筋トレ経験がない中でいきなり強度、頻度を上げてしまうと身体にとっても大きなストレスがかかってしまいます。
ボディビルダーやフィジーカーの方たちも筋トレをスタートした時はいきなり週5、週6トレーニングをしていたわけではありません。
身体が徐々に適応して週5、6でもオーバートレーニングにならない身体になっていったのです。
ダイエットや身体作りに取り組むと決めたときに張り切ってゼロか百かという気持ちでスタートしてしまいがちです。
実はここに長続きしない原因があるように僕は思います。
筋トレ以外でも何かを習慣化する際には重要なことだと思うのですが、まずはストレスが大きくない、最初はやった感がほとんどない物足りないくらいストレスを感じないレベルから始めることです。
もちろん筋トレは筋肉を一度壊しますので身体にストレスはかかります。
筋肉痛も感じることでしょう。
その後の適切な休息と適切な栄養補給によって効果が出てきますので、いわば身体のスクラップ&ビルドです。
一度壊れた筋肉が回復してない段階ですぐにまた追い込むのはNGです。
ボディビルダーやフィジーカーは連続してトレーニングする場合、前日にトレーニングをした部位をすぐ次の日にまた同じ部位を行うということは原則ありません。
これは、筋肉のオーバートレーニングを防ぎつつ効率よく鍛えるための知恵なんですね。
一時的には頑張りが効いても身体にはすぐに感じない疲労の蓄積でオーバートレーニング症候群という状態に陥ることもあるのです。
1~2週間で徐々に身体が慣れてきたら週2回(中2、3日お休みして週2回)全身を鍛える形で実行してみましょう!
週に2回のトレーニングが一般の方には無理なく効果的なトレーニングが継続できるおススメ頻度です。
いきなりストイックに!
ではなく
無理なく楽しむつもりでスタートするのがおススメです!
効率的効果的にできるだけ早く効果をと望む気持ちは分かりますが、
ダイエット、身体作りは「急がば回れが」正解だと僕は思います。