福永タカシ/筋肉党のブログ

2001年より大手フィットネスクラブで勤務し2005年よりフリーランスパーソナルトレーナーとして活動を始め、活動施設のトップセールスを記録する。2010年にパーソナルトレーニングジムを創業し法人化。3店舗出店する。代表取締役を経て事業譲渡。2021年~「FIT LOOP」ヘッドパーソナルトレーナー。パーソナルトレーナー福永 タカシがトレーニングに役立つ情報、日常で感じたことなどを綴ります。

身体は記憶する!

こんにちは!

 

パーソナルトレーナーの福永 崇です。

 

職業病じゃないのですが、普段お客様の動作や姿勢をチェックするからか、トレーニング指導をしていない時も街行く人の動きを目で追ってしまいます。

もちろんただ単にきれいな女性を目の保養のために見ている時もありますが。笑

 

そんな癖があるので先日、知り合いの方の歩き方を見ていて気になってしまう点がありました。

その方は腕を外に広げてがに股で歩くのが特徴的でした。

上半身はこんな感じかな?(身体つきではなく手の広げ方)

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脚はこんな感じ。

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なんとなくイメージ湧きましたかね?

 

何故このような歩き方になるのか分かりますか・・・?

 

僕も色々と想像してみたのですが仮説すらも立たなかったのでご本人に聞いてみました。

その方も普段は無意識にやっていたようですが、理由がわかりました!

 

なんと!!

 

今は体重60kgくらいの方なのですが以前はピークで120kgくらい体重があったらしく、腕を広げて歩くのは太っていたころの身体の幅で、がに股は無意識に股ずれを防ぐために歩いていた名残だったんですね!

普段のトレーニング指導でも特徴的な動作がある方はやられているスポーツの動作や普段のお仕事で行っている動作の影響を受けているケースは多いです。

 

身体は普段何気なくしている姿勢や動作を思っている以上に記憶しているんですね。

 

この方のようなケースは僕も初めて見ましたが、とても興味深いケースでした。

 

身体は姿勢、動作を記憶するからこそ、あまりに偏った姿勢や動作は腰痛、肩こりなどの不定愁訴の原因にもなりえますし、そのままの偏った姿勢、動作でトレーニングを行ってしまうとスポーツ傷害などの原因にもなりますね。

 

かと言ってカンペキにシンメトリーな姿勢、動作は不可能ですしスポーツ動作、日常動作もアシンメトリーだらけです。

 

だからこそ姿勢、動作の偏りに日頃から意識を傾け、適切なケアが大切だと思います。

 

ちなみに話は戻りますが、先ほどの方120kgから60kgに減量した方法は無理のない食事の管理とウォーキングで数年かけて減量したそうです。

 

やっぱり急がば回れですね。

 

本質的な効果を得るには継続習慣化できることに取り組むしかないですね。

 

魔法はないという前提でダイエットや身体作りには取り組んでいきましょう!!